MBA後の英語力は衰えていく


MBA卒業し、日本に帰国してからもう8ヶ月経ちました。

MBA留学のメリットとして挙げられる英語力。

「MBA留学したって、英語力はそんなに上がらない」という人もいますが、
それは、きっと留学中に日本人の友人や家族との時間をとり過ぎて、
日常的に英語を使う努力をしなかったからかなと思います。

僕はMBA留学では十分に挙げられると思っていますし、
自分は今では英語に不自由はしていません。

ところが、問題は帰国後です。

日本にいると、当然ながら、ほとんどの生活は日本語ばかり。
テレビも友達との会話も、家の中の会話も、読む書類もみんな日本語です。
ここで問題となるが、
「帰国後に英語をどうやって維持するか」です。

僕の場合も、帰国した直後にこんな悲しい出来事がありました。

日本に戻ってきて2日後、
あるアプリケーションの操作を教えてもらおうと、
台湾系カナダ人の友達と帰国後スカイプで話をしていたときのこと、
彼女は第一声こう叫びました。

「Kenji、どうしたの??発音が日本語訛りになってるよ!?」

これは僕の油断でした。
日本に戻ってきて実家にいながら、
両親とずっとこてこての日本語で会話をしていて、
すっかり、英語の発音を忘れ、日本語訛りになってしまっていたのです。

わずか2日で、友人から指摘されるほどの退化っぷり。
これはまずいなと思いました。
やっぱり英語は使い続けないと衰えると身をもって痛感しました。

そこで、週に一度は、海外の友人と英語でスカイプで話す機会を作りました。
言語は、使い続ければ続けるほど、どんどん慣れていきます。
週に1度でも、英語を数時間使うチャンスを作ったことで、
そのあともどんどん英語力は磨かれ、
今ではアメリカにいたときよりも、英会話は上達していると感じます。

例えば、日本に帰国してから1ヶ月後の3月に、
友人に頼まれて、会議での日英、英日の逐次通訳の機会を得ましたが、
自分でもびっくりするぐらい、なんとかなりました。

MBAでせっかく身につけた英語も、使い続けないと退化してしまいます。
維持するためには、話す機会。

これから留学される方は、ぜひ帰国する前に、
定期的に話ができる友人を作っておくことをお勧めします。


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