MBA留学を機に、英語の本を読むことが多くなりました。
当たり前ですが、英語の本が日本語で読めるようになるには、
出版社での翻訳作業などで時間がかかりますし、
日本であまり需要がなさそうだと思われた本は日本語にはなりません。
では、英語の本を、日本で手に入れようとすると、
それが結構高くついてしまいます。
現在、円高なのに、海外の現地価格と洋書の日本価格は、だいぶ違います。
例えば、昨日の池田信夫さんのブログに、
“Before and Beyond Divergence: The Politics of Economic Change in China and Europe”
という本が紹介されていました。
中国と西洋文明の歴史的な大きな流れを記した面白そうな本です。
西洋は中国から資本主義文化を学んだという説を唱えているようです。
この本はまだ日本語訳は出ていないので、購入できるのは英語の原著のみ。
これを日本のAmazon.co.jpでは、4,120円という値段がついています。
一方で、アメリカのAmazon.comでは$38.79で販売されています。
これは、1ドル=85円換算で、3,297.15円です。
さらに、Kindle versionは、$24.75(2,104円)。
日本のAmazon.co.jpよりも2000円以上安い値段です。
Amazon.comでは、このようにKindle versionがたくさん販売されています。
Kindle versionは電子書籍なので、
海外からの輸送量や配送時間を気にする必要はありませんし、
日本のクレジットカードで購入もできます。
Kindle versionは、Kindle専用の端末でなくても、
PC、スマートフォン、iPad、iPod Touchなどでも読むことができます。
電子書籍であれば、本棚がいらないですし、引っ越しなども楽にできます。
どこでも持ち運べて便利です。
そのため、最近では、本をAmazon.comで買うことが多くなりました。
ただ一点だけ、難点があります。それはKindle versionは本が「売れない」ということです。
紙の本であれば、読みあとに本を売り、本をお金に換金できます。
ただし、kindle versionはお金に換金できません。
読み終わったとに本を売りたいと考えている方は、
紙の本を購入した方がいいかもしれません。