MBA 4学期 講義内容(後半)


10/31から4学期後半がはじまりました。

いよいよ自分のMBA生活、最後の学期です。
早いものですね。

残っている単位は、4.5単位。3科目分です。
実は、1月に履修するインドでの海外プログラム3単位分が
まだ残っているのですが、
このキャンパスでの科目はこれで最後です。

■ Global Supply Chain/Network Leadership (選択:3単位)

4学期前半から続いて、履修している通学期科目です。

この科目では、実習的な要素より、業界の最新トレンドをおさえていく内容が
強く、とても有用な情報が得られます。

Cavinato教授は、神経質というぐらい細かい情報が好きで、
教授が挙げる例は、すべて詳細な数値情報が入っています。

卵の例をあげるときには、Small, Medium, Largeサイズの標準重さ、
列車貨物輸送の例を挙げるときには、トンマイルごとの価格、
鉄鋼の例を挙げるときには、鉄1tをつくるのに必要な鉄鉱石の重さ。

どうでもいいといえばどうでもいいのですが、
トリビア的な内容も多く、個人的にはとても好きです。

前半では、バリューチェーンの最新トレンドをおさえていきました。
最新ビジネスモデルともいえる内容なので、
新たなビジネスモデルが、他の業界や商品領域で起こるとどうなっていくか、
と考えているうちに、授業の時間が過ぎていきます。
毎回、勝手に頭が回転してしまいます。

後半では、購買、ITテクノロジー、ソーシング、サプライヤーとの協働など、
新たなバリューチェーンを推進していくためのパーツパーツについて、
教授が動向を解説してくれることになっています。
 

■ Global Leadership (必修:1.5単位)

最後の必修科目。担当教授は、学生からの人気も高いFinny教授です。

このクラスでは、具体的な企業事例が事前課題として与えられ、
それをもとに、クラスでディスカッションをしながら、
組織理論やリーダーシップ理論について知見を深めていきます。

サンダーバードの他の教授と同様、Finny教授も、
世界の様々な国での教鞭、コンサルティングの経験があります。
特に、Finny教授の場合は、
企業だけでなく、政府機関、大学、NGOなどに対するコンサルティング経験が
豊富で、新興国ベンチャー企業の組織論を現在の専門分野としています。

授業では、一般的な組織・リーダーシップ理論だけでなく、
新興国や海外事業におけるマネジメント・リーダーシップについても、
回が設けられることになっています。

早速、第2回の授業の事前課題として与えられているのは、
Googleの「理想のマネージャー要素を定めるプロジェクト」と、
Pret a Mangerというニューヨークで急激に伸びているサンドイッチ・
ファーストフード店の「従業員のやる気を引き上げる人事制度」が
取り上げられています。
読書課題はかなり面白く、のめりこめます。

このクラスでは、珍しくグループ課題がありません。
 

■ Global Private Equity (選択:1.5単位)

久しぶりにとるファイナンスの授業です。

担当のBooth教授も、学生からの評価の高い教授の一人。
MBAの授業だけでなく、サンダーバードと付き合いの深い韓国企業、
LGやSK、さらにエクソンモービルなどの企業研修も担当しています。

このクラスでは、プライベートエクイティ業界を俯瞰した上で、
企業評価、ディール・ストラクチャ、エグジット戦略、投資プロセスなどを
学んでいきます。

グループ課題として、2つのケース分析と、
1つの投資先選択・分析プロジェクトが課せられています。

プロジェクトメンバーは、台湾、中国(2名)、ベトナム、日本という
チームアジアで構成しました。
チームメンバーは、会計コンサルタント、投資銀行業務経験者など、
刺激的な面子なので、とてもプロジェクト推進が楽しみです。
僕はプロマネ役でも果たそうかと思っています。

ということで、本当に最後の最後の学期です。

しっかり楽しみたいと思います。


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