毎年恒例の“BEST GLOBAL BRAND”の2011年版が発表されました。
このランキングを発表しているのは、
世界的に有名なブランド・コンサルティング会社のInterbrand社。
東京にもオフィスがあります。
BEST GLOBAL BRAND 2011の結果は以下の通りです。
1. コカコーラ(アメリカ)
2. IBM(アメリカ)
3. マイクロソフト(アメリカ)
4. グーグル(アメリカ)
5. GE(アメリカ)
6. マクドナルド(アメリカ)
7. インテル(アメリカ)
8. アップル(アメリカ)
9. ディズニー(アメリカ)
10. HP(アメリカ)
11. トヨタ自動車(日本)
12. メルセデス・ベンツ(ドイツ)
13. シスコ(アメリカ)
14. ノキア(フィンランド)
15. BMW(ドイツ)
16. ジレット(アメリカ)
17. サムスン(韓国)
18. ルイ・ヴィトン(フランス)
19. 本田技研(日本)
20. オラクル(アメリカ)
以下、日本企業で100位以内にランクインしている企業は、
33. キヤノン
35. ソニー
48. 任天堂
69. パナソニック
90. 日産自動車
合計5社です。
国別のランキングとしては、
1位 アメリカ(49社)
2位 ドイツ(10社)
3位 日本、フランス(7社)
5位 イギリス、スイス(5社)
7位 イタリア、オランダ(3社)
9位 韓国、スウェーデン、スペイン、カナダ(2社)
の順で、日本はまずまずの成績です。
今年の大きなトピックをまとめました。
〇グーグル(4位)とアップル(8位)が大きく躍進
〇サムスン(17位)が続伸
〇ソニー(35位)が続落
このBEST GLOBAL BRANDは、
ブランド価値を金額換算してランキングづけしています。
その金額換算のための手法も、HP上で発表されています(コチラ)。
ブランド価値の公式を簡単に説明をすると、
「NOPAT(税引後営業利益)-WACC」×「ブランド役割」×「ブランドの強さ」
となります。
「NOPAT-WACC」は今後5年分の予測と5年後の終価をもとに計算されます。
「ブランド役割」の計算方法については、詳細の説明はありません。
「ブランドの強さ」の計算方法は、専門家へのサーベイをもとに計算されます。
「ブランドの強さ」の構成要素は、以下の10項目となっています。
・CLARITY
・COMMITMENT
・PROTECTION
・RESPONSIVENESS
・AUTHENTICITY
・RELEVANCE
・DIFFERENTIATION
・CONSISTENCY
・PRESENCE
・UNDERSTANDING
今年もまだBRICs諸国等新興国からのエントリーはありませんでしたが、
サムスンの躍進や、今年初めて100位以内に入った台湾のHTC(98位)、
メキシコのコロナ(86位)などが示すように、
今後、日欧米以外の企業ブランド価値は徐々に上がってくると思われます。