5/16からスタートした3学期前半。
必要単位数を2/3以上取得してしまっている僕は、
夏と秋は履修数はかなり少なく、のんびりペースです。
この前半の履修科目数は、以下の2つだけです。
■ Operations Management (必修:1.5単位)
このクラスでは、いかなる事業でも肝となるオペレーションを扱う授業です。
必修科目です。
製造業の生産モデルやリーン生産方式、セル生産方式などを学んだり、
業務フローやValue Stream Map(付加価値マップ)の作成方法を習得します。
この科目のグループ課題としては、企業にアポを取って企業見学をし、
その業務フローやValue Stream Mapを作成することが課されています。
また、ケース課題についてのValue Stream Mapを作成する個人課題も
複数課されています。
オペレーションに関する管理会計については、
1学期(Traditionalの学生は2学期)のアカウンティングの授業で行うため、
このクラスでは扱いません。
このプレゼン課題での僕のチーム構成は、
アメリカ、インド、シンガポール、日本です。
読書課題量も多いため、心の準備が必要なコースです。
また、教授によって当たり外れの大きいクラスでもあります。
ちなみに、今回の教授は「当たり」の教授ではありません。。。
が、高いお金を払っているので、学べるものはしっかり吸収したいと思います。
教科書: Meredith and Shafer. Operations Management for MBAs: fourth edition. 2009.
■ Country Risk Management (選択:1.5単位)
このクラスでは、企業のグローバル展開に不可欠な進出国における
政治リスク、社会リスクなどを、どのように考慮し、どのように軽減するのかを
学ぶ授業です。
選択科目で、誰しもが興味を持つ分野ではないため、
履修している学生数は多くはありません。
しかし、このクラスは、履修者の授業評価がほぼオール5に近く、
サンダーバードの中では高く評価されていたため、僕は履修を決意しました。
この授業のユニークな点のひとつは、その担当教授にあります。
彼女の前職は、世界を代表するアメリカの諜報機関CIA。
ここで20年間、分析官として勤務していました。
その後、19年間、サンダーバードでこのクラスとグローバル開発戦略の授業を
担当し、現在は正教授の地位を得ています。
クラスでは、最終的に自分自身で国の政治状況や社会状況およびそれがビジネス
に与える影響を分析できるようになることを目指し、
そのための様々なフレームワークが与えられます。
政治リスク提供機関であるEIUやPRSなどの分析力を超えることが目標とされています。
履修生は国を一つ選んで、分析を行います。
僕はインドを選ぶ予定です。
教科書: Howell. The Handbook of Country and Political Risk Analysis. 2007
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