アパート生活とエコ精神とアメリカ商慣習 ~シャワーカーテン~


大それたタイトルをつけてしまいましたが、
日常体験のエピソードをもとに、エコについてあらためた考えさせられた
レポートです。

まずは、何が起こったのかから解説しましょう。

本日4/30、10か月住んでいたキャンパス内の寮を離れ、
道路を挟んで向かい側にある、アパート”Sun Creek”に引越しました。


※かっこよさげな写真を選んでみました。

このアパートは、本当に学校の向かいにあります。


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※図のAのところです。

そのため、Sun Creekにはサンダーバードの学生が数多く住んでいます。
サンダーバード学生対象のディスカウント家賃制度もあるので、お得なのです。

これまで10か月間は寮生活だったので、基本的な生活備品は備え付けでしたが、
今回はアパートなので、自分でそろえなくてはなりません。
部屋には、洗濯機、冷蔵庫、エアコン、電子レンジ、コンロはついているのですが、
それ以外はありません。

そこで、台湾人の友人に車を借りて、いろいろ生活用品をそろえている中で、
シャワーカーテンを買わなくてはいけないことに気づきました。

たいしてこったものでなく、手ごろな価格のもので十分なので、
近くのウォルマートに物色に行きました。

広大なウォルマートの中で、シャワーカーテンを探すのは容易ではありません。
お風呂備品コーナーにいってもなく、ヘアケア用品のコーナーに行ってもなく、
キッチン用品のコーナーにも、お掃除コーナーにもありません。
30分探し回っても見つからないので、「店員さがし」にシフト。
“Everyday Low Price”を掲げているウォルマートでは店員がなかなかみつからないのです。
やっとの思いで見つけた店員に、シャワーカーテンの場所を訊くと、
教えてもらった場所は、「寝具コーナー」。
確かにそのコーナーには、寝具のほかにも、タオルや、「カーテン」が売っているのですが、
シャワーカーテンがまさか、「カーテン」と一緒にあるとは、思いつきませんでした。

お目当ての品がゲットできたので、家に戻り、さっそく取り付けにかかります。
明るめの色のシャワーカーテン。広げると結構な大きさです。
カーテンレールにとりつけるフック用の穴は、切込みが入っていて、
自分で最後の穴をあける仕組みになっています。
なぜ穴を開けておかないんだろうと思いながらも、
ここで必要なあるものがないことに気づきました。

「フックがない」

シャワーカーテンに当たり前のように必要であるはずの、
レールに取り付けるフックがありません。

シャワーカーテンをふってみても出てきません。何も音もしません。
そうフックは、「別売り」なのです。

日本ではシャワーカーテンには、普通フックがついています。
普通のカーテンにだって、フックはついてきます。
それだけ、カーテンとフックは、2つで一体なのですから。

「なんで、セットにして販売しないんだよ!!」

再度ウォルマートに出直さなければいけない、怒りが込み上げてきました。
顧客視点軽視だ!と叫びたくもなりました。

しかし、ウォルマートへと再度向かう車の中で、別の考えも浮かんできました。

「もしかして、これはエコなのでは??」

つまりこういうことです。

カーテンとフックは常に一体となって機能します。
なので、日本では「普通」セットで売っています。

しかし、もしシャワーカーテンを新しく買い換えたくなったときはどうでしょうか。
カーテンの相方のフックは、すでに家にあります。
必要なのは、シャワーカーテンだけで、もうフックは要らないのです。
そして、このときあらためてシャワーカーテンと一緒についてきたフックは、
躊躇なくゴミ箱に入れられてしまうのです。。。

まとめるとこういうことです。
フックは基本的に、初回のみ必要なアイテムです。
しかし、汚れたりするシャワーカーテンは消耗品です。
両者は、このように買替需要の頻度が違うのです。

もうおわかりかもしれませんが、この観点から考えると、
日本では、買換需要頻度の異なるカーテンとフックを、
無理やりセットで購入させることで、
商品単価を上げるとともに、資源を無駄遣いしてしまっています。

一方アメリカでは、買替需要頻度の異なる2つを別売りすることで、
必要なものだけを必要な時に買うことができる仕組みになっています。
つまり、アメリカ仕組みのほうが「エコ」なのです。
もちろん、ここまで考えてやっているのかはわかりませんが、
いずれにしても、結果的に「エコ」なのです。

一般的に日本=エコ、アメリカ=非エコ、と言われる中で、
この発見は自分としては衝撃的でした。

そして、ここからの自分の気づきとしては、

「どの国がどのぐらいエコなのかはそれほど重要ではない。
重要なのは個別具体的な良い事例にこそ焦点をあてて、
良い事例を拡散していくことだ。」

先入観をなくして、いいものはいいと言える強さを身につけていきたいです。


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