サンダーバードでのMBAと外国語


サンダーバードの外国語事情をご紹介します。

サンダーバードでの公用語は当然、英語です。
授業も宿題もカンファレンスでの使用言語も英語です。

ただ、通常のMBAとサンダーバードでのMBAの異なるところは、
英語以外の言語にも力を入れていることです。

例えば、卒業のためには英語以外の言語を6単位履修しなければなりません。
日本の大学のように、「第二外国語」が卒業のためには必要なのです。

もちろん、母国語が英語以外の人の場合は、語学の授業を履修する必要はありません。
すでに、母国語と英語の2つを話せるため、
サンダーバードの「グローバルMBA」の要件を満たしているためです。
卒業に必要な語学6単位分は、ファイナンス関連やマーケティング関連など、
その他の授業で取得していくことになります。

「英語がそれほど得意でない」という場合でも、問題ありません。
そもそもサンダーバードに入学できている時点で、
必要な英語力は満たしていると考えられているためです。
そのため、語学の授業に「英語」はありません。

もちろん、英語が母語以外の学生でも、外国語を履修したい場合には、
自由に履修を選択できますし、卒業単位としても認められます。

開講されている外国語は、
アラビア語
スペイン語
フランス語
ドイツ語
ロシア語
中国語(北京語)
日本語
です。

履修時間は、他の授業と違い特別スケジュールで、
月から木まで毎日90分行い、それを13週間続けて3単位です。
レベルも初級クラスと中級クラスに分かれています。

この外国語履修6単位。
英語が母語の人でも、外国語をすでに習得している人は履修を免除されます。
免除を勝ち取るためには、口頭試験があり、それに合格する必要があります。
そして、多くのアメリカ人はなんとこの免除申請を行っています。
すなわち、サンダーバードにいるアメリカ人学生の多くは、
英語以外を話せる人が多いということです。
これは「アメリカ人は英語しか話せない」という世の中で、とても異例なことです。
それだけ、海外に興味を持っている人が多いんですね。

僕自身は、この外国語を履修してはいません。
それは、この外国語クラス以外にも、外国語を学習する機会があるからです。
そもそも、サンダーバードには、世界中から留学生が集まっています。
ということは、つまり、
様々な言語のネイティブスピーカーがたくさんキャンパスにいるということです。
そこで頻繁に行われているのが、自発的な言語交換”Language Exchange”です。
適当に学生同士で語学を教えあうのです。

僕はこの言語交換で、
中国や台湾からの留学生から中国語(北京語)を教えてもらっています。
また、大学時代の第三外国語であったスペイン語も磨いています。
言語交換ではありませんが、チリ出身の学生から、顔を合わせるたびに、
スペイン語で話しかけてもらい、それをスペイン語で返すという練習をしています。
韓国からの留学生からは、ハングルの基礎を教えてもらいました。
韓国語はとてもまだ話せるレベルじゃありませんが。。。

このように、サンダーバードは語学に溢れています。
今後のビジネスの世界では、英語だけでは不十分と言われています。
サンダーバードが「国際ビジネス」の分野でNo.1のランキングを習得し続けている
理由には、こんなところも影響しているのだと思います。

P.S.

僕が卒業した東京大学教養学部では、サンダーバードに似た雰囲気がありました。
開講されていた第三外国語の授業は、
ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ロシア語、北京語、広東語、上海語、
台湾語、韓国語、ポーランド語、セルビア語、ベトナム語、ポルトガル語、
ペルシア語、タイ語、ヘブライ語、マレー語、アラビア語、ヒンディー語、トルコ語、
インドネシア語、モンゴル語。
本当に充実していました。

僕自身は当時、
スペイン語3年、北京語2年、イタリア語1年半、フランス語半年を履修していました。
そのうち、今でもものになっているのは、スペイン語。一応会話ができます。
北京語は、大学卒業以降全く使っておらず、ほとんど忘れていましたが、
サンダーバードに来てから上達しました。
イタリア語は挨拶と数を数えられるぐらい。フランス語は難しすぎて離脱しました(笑)

もし、今自分が大学生だったら、
北京語、スペイン語、アラビア語、韓国語を履修していたと思います。
今後の実務の世界で役立つ順です。
ロシア語もありかもしれませんが、
ロシアを活動領域とするには難易度が高そうなため、優先順位低めです。

日本の大学は、履修単位数にかかわらず、期間単位で授業料を支払うシステムです。
今、大学生の方は、このシステムを利用して、
取りたい授業をたくさん履修しておくことをお勧めします。
この「とれるだけとっていいよ」システムのありがたさは卒業してからわかります。
英語でも、英会話学校にいくと、3か月で40万円とかします。
日本の大学の費用対効果は抜群だと思います。


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サンダーバードでのMBAと外国語 への4件のフィードバック

  1. シュウ のコメント:

    初めまして。
    大学生です!
    いつも分かりやすくためになるブログありがとうございます!

    質問なのですが
    >北京語、スペイン語、アラビア語、韓国語
    >今後の実務の世界で役立つ順です。
    とありますが何故韓国語がその順番なのでしょうか?
    個人的にはアフリカで広く使われているフランス語の方が
    需要があるように思いました。

    お忙しい中恐縮ですがよろしくお願い致します!

    • Thunderbird Blog のコメント:

      コメントありがとうございます。語学の優先順位については、僕の私見が入っているため、もちろん置かれたフィールドによって意見は変わってくると思います。僕が韓国語の優先順位を話者人数に関わらず高くしているのは、日韓の企業協働の必要性を感じているためです。いずれ日本の前には、インドやアフリカ諸国、イスラエルなど新興国から新たな競合が現れてきます。そのときに、日本企業が国際競争力を高めていくためには、産業構造が類似しており、地理的にも近い韓国企業との統合が必要になると考えています。もちろん、フランス語も重要です。シュウさんがアフリカに関心があるのであれば、フランス語だけでなくスワヒリ語などの優先順位は1位や2位に上がってくると思いますよ!

  2. シュウ のコメント:

    お忙しい中ありがとうございます!
    そうですよね、フィールドによって大分変わってきますよね。

    個人的なことですが、私は韓国語が話せるのでなぜか嬉しくて、思い切って質問しました!もちろん英語が一番大切だと思っています!

    これからも常にブログ要チェックしていきますので、楽しみにしています!

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