【出張講義】コンドリーザ・ライス前国務長官


コンドリーザ・ライス前国務長官(56歳)。

1989年~1991年、ジョージ・ブッシュ政権下で国家安全保障会議東欧ソ連部長として
冷戦終結・ソ連崩壊という歴史的な大事件を担当。

2001年~2005年、ジョージ・W・ブッシュ政権下で、国家安全保障問題担当大統領補佐官
として、9.11同時多発テロ後の安全保障体制の構築を担当。

2005年~2009年、同政権下で、国務長官としてアフガニスタン、イラク、パレスチナ、
北朝鮮など相次ぐ外交・安保問題を担当。

その彼女が、サンダーバードの「グローバル・イシュー・フォーラム」というセッションの、
目玉ゲストとして、今週来校してくれました。

サンダーバードはビジネススクール。

それなのに、前国務長官(日本で言う外務大臣)を招いてしまうあたり、
政治環境や社会環境を含めたグローバルな視点を重視する
サンダーバードの特異な性格が出ていると思います。

タカ派外交で知られ、武力行使も辞さない方針から、敵も多い彼女。
とりわけ、昨今問題になる「アリゾナ州のメキシコ移民問題」に対しても、
強制排除を試みる共和党の州知事に賛同しているため、
当日のサンダーバードのキャンパスは、いつになく厳しいセキュリティが敷かれました。
数ヶ月前に車で2時間ほどの街ツーソンでも、共和党議員が銃撃される事件も
起きたばかりだったので、その点も意識されていたと思います。

上記の写真は、実際の講演の様子。
会場は、体育館。サンダーバードで一番大きな建物です。
サンダーバードの体育館には常に世界中の国旗が飾られているのですが、
青カーテン、スポットライト、体育館とは思えない見違える演出。
入学式よりも立派な雰囲気でした。

まず、驚かされたのは、彼女の若々しさ。
30代とも思えるような風貌、話し方、情熱、エネルギー。驚きました。

そして、落ち着いた、丁寧な話し方。
リーダーとしての揺るぎない自信や魅力を感じました。

ただし、発言は極めて過激なタカ派。
アメリカ政府の責任は、崩壊国家への秩序形成と民主主義を通じた
アメリカの安全保障の確立とし、
アフガニスタン、イラク、パキスタン、パレスチナなどに対して、
積極的な介入をしていく必要があると繰り返していました。

主義主張について、意見が異なるところもありますが、
何千人という組織を4年にわたりマネジメントしてきた彼女から、
そのリーダーシップについて感じさせられるところは大きかったです。

こういう機会を作ってくれた、学校に感謝です。


カテゴリー: MBA講義内容 タグ: , , , , , , パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>