サンダーバードMBA 必修科目と専攻分野


こんにちは。

MBAが9月から始まって、2か月ちょっと経ちました。
サンダーバードでは、
このタイミングで次の2学期の時間割登録が始まります。
イントラネットに受講可能科目が一斉公開され、
早いもの勝ちで、履修登録をしていくのです。

今回はサンダーバードのMBAカリキュラム内容をご紹介したいと思います。

サンダーバードでは、MBA取得に必要な単位数は、
Traditionalコースの学生が60単位
Acceleratedコースの学生が46.5単位です。

そのうち、必修科目が占める割合は、
Traditionalコース(以下、T)  36単位(60%)
Acceleratedコース(以下、A) 28.5単位(61%) です。

必修科目の内容は、
・グローバル・アカウンティング(T 4.5単位、A 3単位)
・グローバル・ファイナンス(T 4.5単位、A 3単位)
・グローバル・組織/戦略(T 4.5単位、A 3単位)
・グローバル・マーケティング(T 3単位、A 3単位)
・グローバル・オペレーションマネジメント(T 1.5単位、A 1.5単位)
・グローバル・リーダーシップ(T 1.5単位、A 1.5単位)
・異文化コミュニケーション(T 3単位、A 1.5単位)
・アントレプレナーシップ・ファミリービジネス(T 1.5単位、A 1.5単位)
・企業倫理・CSR(T 1.5単位、A 1.5単位)
・国際政治経済学(T 3単位、A 3単位)
・地域政治経済学(T 3単位、A 3単位)
・国際経済学(T 1.5単位、A 1.5単位)
・統計学(T 3単位、A 1.5単位)
※一部、講義の名前を意訳しています。

ファイナンスやアカウンティング、統計学、経済学などは講義形式。
政治経済学、組織/戦略などは講義・ディスカッションが半々。
それ以外はどちらかというとディスカッション中心。
サンダーバードのMBAは、講義形式の授業が比較的多いのが特徴です。

その他の半必修の受講科目としては、
・キャリアマネジメント(0単位)
・多文化リーダーシップ・チームワーク(0単位)
・ビジネスライティング(0単位)
・ビジネススピーチ・プレゼンテーション(0単位)
卒業するには、この4科目のうち、最低3科目を履修することが必要です。
0単位の授業のため、「面倒くさい」という意見がありますが、
逆に「無料で受講できてラッキー」と思う人もいます。

以上が、必修科目の内容です。
1学期は全員必修科目のみを履修します。
1学期の履修科目は学校側がスケジュールを組みますので、
選択する必要も、履修登録する必要もありません。
教科書も学校から支給されます。
Traditionalの学生は、2学期も必修科目のみです。

残りの単位数は、選択科目での履修になります。
Traditionalの学生は3学期から、Acceleratedの学生は2学期から、
自分で選択科目を選んでいきます。
サンダーバードでは、厳密な意味での「専攻」はありませんが、
「フォーカス」と呼ばれる、注力分野を定めるように求められます。

フォーカスは以下の6分野があります。
・グローバル・ファイナンス
・グローバル・マーケティング
・グローバル・マネジメント
・グローバル・アントレプレナーシップ
・グローバル・開発
・カスタム(フリースタイル)

基本的には選択したフォーカス以外の科目も自由に履修することができます。
フォーカスは、学校側が「専門分野を持つように」という計らいで設定されています。
そのほうが、就職に有利だと考えているためです。
しかしながら、学校側でもこの見解はぶれていて、
教務部は「専門分野をしっかり持たないと面接でアピールできない」という一方、
進路部は「何をフォーカスに選ぼうと企業は気にしていない。それより職歴が大切」と
言っています。僕個人の見解としては、進路部に軍配が上がります。
学生の実態としては、どうしても金融の世界に行きたい学生はファイナンスを選択し、
それ以外の学生はなんとなくマーケティングorカスタムを選ぶ学生が多いです。
最近では、国際開発・国際協力・NPOなどに興味を持つ学生が増えてきているので、
グローバル開発のフォーカスも人気が出てきています。

それぞれのフォーカスの開講科目は次の通りです。
※ときどき臨時科目が追加されたりします。

グローバルファイナンス
・FORAD(多国籍企業財務)
・金融工学・デリバティブ
・グローバル証券投資
・グローバルポートフォリオマネジメント
・企業財務レポート
・財務諸表分析
・投資銀行業務
・グローバル・プライベート・エクイティ
・グローバル・リスク管理

グローバル・マーケティング
・グローバル・ビジネス・マーケティング
・グローバル・ブランド・マネジメント
・戦略的サービスマーケティング
・グローバル製品開発・マネジメント
・グローバル・マーケティング・コミュニケーション
・チャネル・マネジメント
・グローバル・セールス&交渉
・輸出入管理
・CRM
・グローバルマーケティングリサーチ
・顧客分析
・戦略的マーケティング分析

グローバル・マネジメント
・企業戦略
・企業変革マネジメント
・技術開発戦略・マネジメント
・組織コンサルティング
・技術政策&アントレプレナーシップ
・ビジネスインテリジェンス
・エネルギー業界マネジメント
・リレーションシップマネジメント
・サプライチェーンマネジメント
・グローバルマネジメント最新トピックス

グローバル・アントレプレナーシップ
・グローバル・ビジネスプラン
・起業家のリスクマネジメント
・非公開企業の財務評価
・グローバル・ファミリービジネス
・起業家の資金調達・将来計画策定
・ソーシャル・アントレプレナーシップ

グローバル開発
・国際開発戦略
・プロジェクトマネジメント
・地域経済連携
・技術政策&アントレプレナーシップ
・先進国の競争戦略
・カントリーリスク管理
・紛争管理と社会変革
・輸出入管理
・サプライチェーンマネジメント
・ソーシャル・アントレプレナーシップ
・CSR

カスタム専門の授業は特にありません。

その他に、語学の授業を選択することも可能です。
・アラビア語
・フランス語
・ドイツ語
・日本語
・中国語(北京語)
・ポルトガル語
・スペイン語
・ロシア語
※英語がネイティブの学生は、選択科目のうち6単位を語学クラスで履修
することが必須ですが、ノンネイティブの学生にはこの縛りはありません。

また、上記の選択科目以外に3単位分を、
以下の活動のいずれかに参加し、取得する必要があります。
・インターンシップ(母国以外)
・フィールドトリップ(ウィンターリムorサマーリム)
・海外履修プログラム

ここで、サンダーバードの独特のプログラムである、
フィールドトリップと海外履修プログラムについて説明します。

フィールドトリップは、冬期(1月)と夏季(5月)の2回開催されます。
それぞれ、Winterim、Summerimと呼ばれています。
開催地は、世界各国にわたります。最近の実績としては、
中国、日本、インド、南アフリカ、レバノン、ブラジル、コスタリカ、パナマ、
スイス、ドイツ、ニューヨークなどがあります。
それぞれ、新興国市場、環境ビジネス、マイクロファイナンスなどのように
テーマが設定されており、2週間~3週間にわたり、
現地の企業や国際機関などを訪問していきます。
費用は、3単位分の授業料のほかに、
宿泊費・移動費などを40万円ぐらい追加で支払います(航空券は別途自分で購入)。
ホテルは危機管理のため、かなり豪華なホテルです。
安くはありませんが、70%以上の学生が参加しています。

海外履修プログラムは、2学期(1月~5月)の期間に、
授業を海外の提携校で受講することができるプログラムです。
サンダーバードの教授陣が現地滞在するため、履修内容は基本的に
アリゾナのキャンパスで受講する内容とほぼ同じです。
今年は、チェコ、中国、ペルーで開催されます。
滞在期間は、2学期の前半と後半に分かれますが、
前半ペルー、後半中国というように、
前半・後半双方とも海外で履修することが可能です。
Acceleratedの学生は対象外ですが、
Traditionalの学生のおよそ40%はこのプログラムに参加しています。
アリゾナキャンパスでの授業に比べ、「授業の宿題が少ない」という
評判が上がっているので、現地生活を満喫している人が結構多くいます。

このように、サンダーバードのカリキュラムは、グローバル性を重視しており、
それが、国際ビジネスでNo.1のランキングを取得できている、
ひとつの理由になっています。


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サンダーバードMBA 必修科目と専攻分野 への1件のフィードバック

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