英語の正しい学習法 <ステップ①>


< ステップ① 片言でも話せるようにする >

まず、必要なのは、英文法の復習と語彙を増やすことです。
これは、両方を同時に時間をつくって進めていくことが大切です。

なぜなら、この2つは両輪なので、
どちらかだけやっていても自分の上達を実感できないからです。

■ 英文法の復習

まず、この2つの本を購入します。

「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」 森沢 洋介著 ベレ出版
「スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング」 森沢 洋介著 ベレ出版

本の内容は、シンプルです。
左のページに日本語の例題があり、右のページに英語の回答が書いてあります。
それを、英訳するのではなくて、英語で「言う」のです。
書くのではなく、言う。これがポイントです。

たいていの方は、たくさん間違えるはずです。

机の上にたくさんリンゴがあります。
× There is a lot of apples on the desk.
○ There are a lot of apples on the desk.

昨日、英語を上手に話せなかった。
× I can not speak English yesterday.
○ I could not speak English yesterday.

実際、この本で練習をすると、情けなくなるほど間違えまくります。
誰しもが間違えますので、心配はいりません。

なぜなら、中学校や高校での英語の授業は、
英語を書くように頭を訓練されてきていても、
話すようには訓練されてきていないからです。
ただ、慣れてないだけなのです。

「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」は、
このように例題を英文法の項目ごとに単元をきってくれています。
否定文、疑問文、、、過去形、、、接続詞、比較級、みたいなかんじです。

この本をすすめることで、英文法のおさらいができるとともに、
大学受験以来遠ざかっていた英語の「脳みそ」を蘇らせます。

しかし、人間はずるいもので、
1ページずっと同じ英文法の項目を進めていくうちに、
パターンを覚えてしまって、頭を使わなくなります。
例えば、When についての単元では、
頭が勝手に、「Whenを使えばOK」とインプットしてしまい、
頭を使わなくなります。

そこで登場するのが、
「スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング」。
「どんどん・・・」の発展形です。

「どんどん・・・」が終了したら、こちらの本に着手します。

内容は同じで、左に日本語、右に英語が書いてありますが、
この本は、1ページに異なる英文法の問題が混ざっています。
例えば、同じページでも、
比較級、When、不定詞、関係代名詞、否定文、
といったかんじです。

なので、パターンによる回答が使えない。。。
そのため、頭がちゃんと動き始めます。

この2冊を何度も何度も繰り返していくうちに、
いつの間にか、日本語を見ながらでも、スラスラ英語が話せるように
なっていきます。

実際、ネイティブの英会話も、
使用している文法は、中学英語レベルです。
つまり、中学英語レベルでも話せるようになるということは、
とてつもなくすごいことなのです。

※ちなみに同じシリーズにはほかに、以下のようなものがあります。

「ポンポン話すための瞬間英作文 パターン・プラクティス」
→ 買わなくてよいです。あまり役に立ちません。

「おかわり!どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」
→「どんどん・・・」と同じ構成です。
 どんどんと同じレベルで、別の例文を練習したいときに購入して下さい。

「おかわり!スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング」
→「スラスラ・・・」と同じ構成です。
 スラスラと同じレベルで、別の例文を練習したいときに購入して下さい。

■ 語彙力を高める

語彙力を高めるには、日常的に使っている日本語を、
辞書などを使って、英語に置き換え、ノートを作っていきます。

例えば、
野菜: きゅうり、レタス、スイカ、かぼちゃ、ねぎ
算数: 足す、引く、少数点第2位、四捨五入、分母、二乗
方向: 北、南、南東、上、斜め前、時計回り、右上
住宅: 廊下、屋根、壁、瓦、押入、鴨居、ドアノブ
環境: 地球温暖化、洪水、竜巻、津波、震度、熱帯低気圧

などなど、
日常的に使いそうな単語を、片っ端から英訳していきます。

さらに、留学準備などで、TOEFLを受験する方は、

生物: 大脳、小脳、右心室、大動脈、神経細胞、ミトコンドリア、
     細胞膜、両生類、爬虫類、おしべ、核酸、光合成、軟骨、
     生殖細胞、腎臓、突然変異など、高校生物レベルの単語
宇宙: 水星、彗星、惑星、自転、銀河系、インフレーション理論
     超新星など、高校地学レベルの単語
地学: 火山、マグマ、鉱物、火山岩、初期微動、浸食、隆起、成層圏、
     高気圧、寒気団、上昇気流、寒冷前線、積乱雲、降水量など

などのような、高校レベルの生物、地学、地理、化学の語彙、
および、心理学、アメリカ史、文化人類学、考古学の基本単語が
必要となってきます。

英訳するときに、使えるリソースとしては、
‐ Wikipedia
- 英辞郎
があります。

とくにWikipediaはおすすめです。
日本語Wikipediaで調べたい単語を入力し、
画面左側の各言語へのジャンプコーナーで、”English”をクリックすると、
英語の解説ページにリンクし、英語の単語がわかります。
さらに、関連する英単語も同時に調べられます。

語彙が増えれば増えるだけ、
自分が自信をもって話ができる内容が増えていきます。
そのため、語彙力と英会話力は比例して向上していきます。

時間をみつけて、どんどん日本語を英語に置き換えていきましょう!

英文法の復習と単語力向上ができてくると、
本格的な英語表現の基礎が整います。
このレベルでは、まだまだ会話がスラスラとまではいきませんが、
相手に言いたいことをわかってもらえるレベルまでにはなります。

<ステップ②へ>

自分のレベルにあった英語学習方法を知る手段として、
ベルリッツの無料体験レッスンを受けてみることをおススメします。


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英語の正しい学習法 <ステップ①> への5件のフィードバック

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