MBA ファンデーションコース


こんにちは。

今週は月曜日から金曜日まで、
みっちりファンデーションコースという名の、
「地獄の心構え」コースがありました。

月曜日。

午前。

いきなり水曜日午後のプレゼンテーションの課題が出される。
テーマは課題の国について、
CEOプレゼンを想定して、プレゼンをせよ。
そのための、図書館の膨大なデータベースの使い方について
いっきに説明される。

午後。

MBAカリキュラムについてざっと説明。
詳しくはBulletin(説明冊子)を読みなさいという説明。
さらに、
レポートなどの盗作についての警告とディスカッション。

興味深いのは、この盗作について説明は、
学生がレクチャーを担当していたこと。
Thunderbird Schoolでは、
学生が著作権やセクハラ防止といった法的問題についての
協議機関を運営している。
学生からの通報はすべてのこの機関に情報が集められ、
教授陣と協議のうえ、違反者の処分を決めていく。

続いて、外部講師によるタイムマネジメントの話。
これからは確実に時間に追われるので、
一応、タイムマネジメントを教えてあげましょうと。
逆にいうと、学校側はこのレクチャーを提供したから、
あとは自分で何とかしなさいということでもあるのだろう。

メインポイントは、
「どーでもいいことは後回しにしろ。」
「大事なことは安請負せず、Noと言え。」
「メールは3分以内にジャッジしろ」
「メールボックスをタスク管理に使え」
「ただし、メールボックスをこまめに見すぎるな」
「朝起きたらスケジュール表を見ろ。メールから読むな」

入学式。
頭の中は、水曜日のプレゼンのことでいっぱい。
しかもグループプレゼンのため、グループミーティングを
しなければならない。
でもグループメンバーすら誰だかまだわからない。

火曜日

午前。

グループプレゼンのメンバーごとに集まり、
自己分析のタイプ診断の結果を共有。
相手のひととなりを、アセスメント結果を通じて知っていく。

続いて、外部講師によるストレス管理の方法のレクチャー。
これも大学側による、レクチャーは用意したから、
あとは自分でストレス管理しろ、ということなのだろう。

メインポイントは、
「ポジティブ思考でいろ。くよくよすると結果まで悪くなる」
「いいもの食べろ。体も神経も組成物質の良しあしは食物で決まる」

午後。

大学のキャリアセンターによる就職活動のセミナー。
まだMBAもはじまっていないのに、卒業後の就職活動の話。
それだけアメリカの就職活動は準備期間が長い。

キャリアセンター部長の話。
卒業生で現在採用担当者でもある人からのテレビ電話からの話。
別の卒業生による就職活動体験談。
キャリアセンターの学生アドバイザーの紹介。という豪華メニュー。

学生は全員釘づけ。
それだけ学生の関心は就職活動にあるということだ。
今まで、Thunderbird Schoolを持ち上げてきた校長や学部長の話とは
やはり温度感が変わって、
シビアな話ぶりをキャリアセンター部長をしていく。

「この学校は、実際、採用担当者にとって魅力的なのか?」
と採用担当者に聞いてみたり、

「就職するにはインターンに参加しろ」
「異業界・異職種転職は極めて難しい」
「今から就職活動を始めろ」
と学生に檄を投げかける。

ようやくグループプレゼンの準備にとりかかる。
いつもは23時に閉まる図書館も、今日は特別、24時間あいている。
つまり、「終わるまで寝るな」という合図。

ここまで、ファンデーション2日目。

しかも、もちろん、全部英語。
ネイティブを相手にした英語スピード。

本当に疲れました。

続きはまたあらためて。


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