ゴール②「キャリアアップしたい、仕事の幅を広げたい」

国内、海外と問わず、キャリアアップや仕事の幅を広げたいと考えている方は、MBA取得者にはとても多くいますし、このゴールを掲げる人が一番多いとも言えます。しかしながら、キャリアアップや仕事の幅といっても、定義はとても多様ですので、ここでは、MBA取得という観点から見た意味合いをお話したいと思います。

1.MBAを取得して、給与アップしたい

「MBAを取得しても意味がない」という言われ方をよく耳にしますが、実際には、MBA取得後に給与アップをしている人は少なからずいます。

特に多いのは外資系企業への転職で、給与アップを果たす事例です。外資系というと、外資金融(ゴールドマンサックス等)を念頭に置くかもしれませんが、そうでなくとも、Johnson & JohnsonやP&Gなどの外資消費材メーカーや、GE, Amazonなどのグローバルブランドの日本法人は、毎年数多くのMBA卒業生を採用しています。

採用時のオファーは1000万円を超えることも多く、実際に業界未経験者が採用された事例は数多くあります。このようなオファーを得ると、年収がMBA留学前600万円だった人にとって、年収が400万アップすることになります。

外資金融やコンサルでの仕事をみつけた場合は、それ以上のオファーが出ることも少なくありません。しかしながら、ポジションの数は90年代と比べて大きく減ってきており、競争はますます激しくなっています。

MBA留学生を積極的に採用している企業は日系企業にもあります。具体的な企業名は、毎年盛大に開催されている留学生向けの日本人向け求人イベント「ボストンキャリアフォーラム」の参加企業リストを見るとその顔ぶれを見ることができます。

MBA留学生は、日系、外資を問わず、企業のホームページから応募をし、内定を得る人が多く、どのようなポジションがあるかは、意中の企業の採用ページが参考になります。

一般的に日系企業は、MBA留学生に対しての「特別扱い」をしない傾向があり、給与だけで比較した場合、外資企業の方が給与の高いオファーが出ることが多いです。これが、MBAホルダーは外資企業に行く、という要因のひとつとなっています。

2.MBAを取得して、グローバル人材になりたい

日本企業が続々と海外マーケットを狙いに行く中で、国内勤務であったとしても英語力を問われたり、海外法人や海外顧客とコミュニケーションをしたりということが日常的に発生してきています。このような環境下で、「海外感覚」を身につけるため、MBA留学を目指すという人も最近は増えてきているようです。

それでも、日頃、日本国内で日本語でビジネスをしている人にとって、日本企業文化以外のものを真剣に習得できるかというと、そう簡単ではありません。

最近では、日本語の話せる外国人を採用して、企業がグローバル化しているという向きもありますが、個々人のレベルでいうと、グローバル人材としての力を向上しているのは採用された「外国人」であって、外国人が職場にいるからといって、日本人のグローバル人材力が大きく向上しているわけではありません。

外国人が多く職場いる企業に転職をしてグローバル人材力を高めるのは可能ですし、MBA留学のための費用もかからずお得な選択肢です。語学力に自信のある方々は転職を通じて、グローバル人材になる道を進むことができると思います。

一方、従来日本企業文化のなかだけで仕事をしてきた人々にとっては、MBA留学という選択を通じて、日本の常識が通用しない世界に一度飛び出してみることができます。

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