MBA留学後のキャリア・転職(日本)

日本のMBA求人増加率は17%

日本のMBA求人成長率

2014年現在、MBA卒業生は大きな売り手市場になっています。従来、日本企業はMBAに対する理解が低く、MBA卒業生が必ずしも優遇して採用される状況ではありませんでしたが、日本企業のグローバル化に伴い日本企業もMBA卒業生採用を活発化。日本のインターネットサービス企業が興隆しMBA卒業生を積極採用しているのも要因のひとつ。MBA以前からMBA卒業生を積極採用していた外資系企業も併せ、日本でのMBA求人は増加傾向にあります。

外資系企業が多数。日系大手・IT系も募集中

MBA取得者以外にはあまり知られていませんが、MBA卒業生向けの採用イベントは実は毎年開催されています。その中でも特に有名な、ボストンキャリアフォーラムや、MBA開始前の青田買いキャリアイベントに参加した2013年及び2014年の主な企業をピックアップしてみました。ここにリストアップされている企業は、MBA採用に積極的であり、採用実績もあり、MBAホルダーの卒業後の就職先として有望となる企業群です。もちろん、より企業規模の小さい企業も採用を行っていることはありますので、意中の企業のホームページを参照することもお忘れなく。

外資系金融機関

ゴールドマン・サックス証券(投資銀行)
モルガン・スタンレー証券(投資銀行)
J.P.モルガン証券(投資銀行)
メリルリンチ日本証券(投資銀行)
シティグループ(投資銀行)
ドイツ証券グループ(投資銀行)
バークレイズ(投資銀行)
UBS証券(投資銀行)
フィデリティ投信(アセットマネジメント)
フォートレス・ジャパン・インカム・ファンド(ファンド)
AIG JAPAN(保険)
プルデンシャル生命保険(保険)

外資系コンサルティング

マッキンゼー・アンド・カンパニー(戦略コンサルティング)
ボストン コンサルティング グループ(戦略コンサルティング)
ベイン・アンド・カンパニー(戦略コンサルティング)
A.T. カーニー(戦略コンサルティング)
ブーズ・アンド・カンパニー(戦略コンサルティング)
L.E.K.コンサルティング(戦略コンサルティング)
プロティビティLLC(リスク管理コンサルティング)
ZS・アソシエイツ・コンサルティング(営業コンサルティング)
タタコンサルタンシーサービシズジャパン(日本TCSソリューションセンター)(ITコンサルティング)

外資系会計コンサルティング・監査法人

KPMGマネジメントコンサルティング(経営コンサルティング)
KPMGジャパングループ(会計コンサルティング)
DELOITTE-有限責任監査法人トーマツ(監査)
DELOITTE-デロイト・トーマツ・コンサルティング(経営コンサルティング)
DELOITTE-デロイト・トーマツ・ファイナンシャルアドバイザリー(会計コンサルティング)
PwC(監査)
PwC PRTM MANAGEMENT CONSULTANTS JAPAN(経営コンサルティング)

外資系製薬・医療機器

ジョンソン・エンド・ジョンソン(医薬品・医療機器)
ファイザー・ホールディングズ(医薬品)
アストラゼネカ(医薬品)
グラクソ・スミスクライン(医薬品)
ノバルティス ファーマ(医薬品)
日本イーライリリー(医薬品)
クインタイルズ・トランスナショナル・ジャパン(医薬品開発受託)
日本メドトロニック(医療機器)
ボストン・サイエンティフィック・ジャパン(医療機器)

外資系IT系

日本マイクロソフト(ソフトウエア)
IBM(情報機器・ソフトウェア)
アマゾンジャパン(インターネットサービス)
ヤフージャパン(インターネットサービス)
TWITTER JAPAN(インターネットサービス)
エクスペディア(インターネットサービス)
ブルームバーグ(情報サービス)

外資系その他

アディダスジャパン(消費財)
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン(たばこ)
ボッシュ(自動車部品)
ハネウェル(自動車部品)
日本ナショナルインスツルメンツ(精密機器)

日系金融機関

日本銀行(銀行)
日本政策投資銀行(銀行)
農林中央金庫(銀行)
三菱東京UFJ銀行(銀行)
三井住友銀行(銀行)
みずほフィナンシャルグループ(銀行)
野村證券(証券)
SMBC日興証券(証券)
岡三証券(証券)
日興アセットマネジメント(アセットマネジメント)
第一生命保険(保険)
ソニー生命保険(保険)
東京海上日動火災保険(保険)
損保ジャパン・日本興亜損保(保険)
三井住友ファイナンス&リース(リース)
インテグラル(PE)

日系コンサルティング

ドリームインキュベータ(戦略コンサルティング)
アビームコンサルティング(ITコンサルティング)
野村総合研究所(ITコンサルティング)
日立コンサルティング(ITコンサルティング)

日系商社

三菱商事(総合商社)
三井物産(総合商社)
双日(総合商社)
日鉄住金物産(鉄鋼商社)
マクニカ(半導体商社)

日系IT系

ヤフー(インターネットサービス)
楽天(インターネットサービス)
サイバーエージェント(インターネットサービス)
ワークスアプリケーションズ(ソフトウェア)
LINE(インターネットサービス)

日系メーカー

日立製作所(総合電機)
三菱電機(総合電機)
ソニー(エレクトロニクス)
パナソニック(エレクトロニクス)
日本電気(エレクトロニクス)
住友電工(総合電機)
富士電機(総合電機)
IHI(総合機械)
川崎重工業(総合機械)
住友重機械工業(総合機械)
デンソー(自動車部品)
ダイキン工業(機械)
ニコン(精密機器)
コニカミノルタ(精密機器)
日揮(総合エンジニアリング)
KOBELCO(神戸製鋼所)(化学)
東レ(化学)
カネカ(化学)
信越化学工業(化学)
ブリヂストン(化学)

日系その他

第一三共(医薬品)
田辺三菱製薬(医薬品)
参天製薬(医薬品)
NTTドコモ (通信)
NTTコミュニケーションズ(通信)
ソフトバンクグループ(通信)
三井不動産(不動産)
ファーストリテイリング(アパレル)
ドン・キホーテ(小売)
イオン(小売)
キリンビール(食品)
サントリー食品インターナショナル(食品)
日本たばこ産業(JT)(たばこ)
マクロミル(リサーチ)

MBA採用の業界特徴:外資系は増。日系企業は業界差あり

金融機関

数年ぶりに外資系投資銀行やPE、アセットマネジメント企業が採用を再開し追い風です。日系では、メガバンクがグローバル化に伴い海外業務分野でMBA採用をしている他、インターネットスタートアップ業界の盛り上がりを受けベンチャーキャピタルもMBA卒業生を積極採用中です。

コンサルティング

コンサルティングでは外資系、日系を問わず、海外進出案件やPMI(ポスト・マージャー・インテグレーション)案件が活況を呈しており、どの企業もMBA卒業生採用を活発化しています。

ヘルスケア

従来からMBA卒業生を大量に採用してきたヘルスケア業界は今でも健在。特に外資系製薬企業は今もマーケティングポジション、ファイナンスポジションで積極採用しています。外資大手製薬ではMBA卒業生を対象としたリーダーシップ・プログラムを開始しているところが多く、異業界出身者も積極的に受け入れています。日系製薬もMBA卒業生採用は一部ありますが、外資ほど積極的ではありません。

IT系

外資では、アマゾン、グーグル、マイクロソフト、ヤフーなどは引き続き積極採用しています。日系でも楽天、サイバーエージェントなどの大手だけでなく、成長を続けるベンチャー企業もMBA卒業生採用を積極化しています。背景には、MBAホルダーがインターネットスタートアップを創業することが多く、それらの企業の経営者は、マーケティング、事業開発ポジションでMBA卒業生を多く起用する傾向にあります。

メーカー

消費財、アパレル、製造業ともに、外資メーカーはMBA卒業生採用に引き続き積極的で、マーケティング、ファイナンス、ロジスティクスポジションで採用されることが一般的です。日系メーカーでは、外資系ほど採用数は多くありませんが、海外進出案件や海外駐在ポジションなどでMBA卒業生を採用しているところはあります。金融、コンサルティング、事業会社での経営企画の経験者は、日系メーカーでもM&Aや経営企画のポジションのニーズがあります。

年収は900万円前後、外資は高め

MBA卒業後の年収
出典:QS TopMBA

MBA取得後の年収はUSD91,000(約900万円)が全体平均です。一般的に外資系は年収水準が高く、金融やコンサルティング企業で1000万円〜1500万円、IT系やメーカーでも800万円〜1200万円の水準です。また、その後の活躍により、年収が継続的に上がっていく人も少なくありません。一方、日系では、大手コンサルティングなどの領域を除いて、1000万円を超えることはあまりありません。日系スタートアップベンチャーやベンチャーキャピタルではMBA卒業後でも年収相場は600万円〜900万円といったところです。

「MBAとキャリア」のその他のページを見る