MBAの平均年齢

MBAの平均年齢は28歳前後

世界のトップビジネススクールの平均年齢
出典:各ビジネススクールHPをもとにMBA World作成

上の図は、Financial Timesが発表している「2014 MBAランキング」世界トップ100校の学校ごと平均年齢を表しています。縦軸が返金年齢、バブルの大きさは学校の数です。図からは、アメリカのMBAの平均年齢は28歳前後に大きく集中しているのがわかります。一方、欧州・カナダのMBAは、学校によってより幅広く27〜32歳に分布していますが、アメリカよりは平均年齢が若干高いようです。アジア地域のビジネススクールの平均年齢も欧州と似ています。総じて、MBAの平均年齢は28歳前後だと言えます。

日本人MBA留学生の平均年齢は他国より高い

アジア人GMAT受験生の平均年齢
出典:GMAC

こちらは、2012年にアジア人のGMAT受験状況をまとめたものです。図の赤四角が、25歳未満の受験生の割合を表しています。データ対象国の中で、日本はこの割合が最も低く、日本人のGMAT受験生の年齢層が他国に比べて高いことがわかります。日本人留学生の平均年齢が上がる背景には、企業派遣という特有の状況が有ります。日本人MBA留学生には企業派遣留学生の割合が約40%ほどと高く、企業派遣で選ばれる人は20代後半から30代中盤までと他国のMBA留学生より年齢が高めのことが多いです。同様に企業派遣制度が普及している韓国も、年齢層が高く出ています。一方、アメリカやヨーロッパでは、大学を卒業して2~5年間社会人として経験をつんだ後に会社を辞めてMBAを取得し、その後、MBAで学んだスキルやノウハウを活かして転職をしたいという状況が一般的です。

japanese-GMAT-takers
出典:GMAC

こちらは、同様にGMATを運営しているGMACのデータで、日本人に絞ったGMAT受験生のデータです。日本人GMAT受験生は、20代後半の人とほぼ同じぐらい30代以上の受験生がいることが見て取れます。ここからも、30代以上の受験生が日本人には多いことがわかります。

他方、国内MBAの平均年齢は、30代前半~中盤となるスクールが多い傾向にあると言われています。30歳を超えて社会人としてある程度経験を積んで仕事に慣れてきた頃に、あらためて自己研鑚をしたい、もしくは係長や課長に昇進し自分のスキルの幅を広げたいという人が、国内MBAに進んでいるようです。

MBAを志すタイミングや、実際にMBA留学をするタイミングは人により様々です。そのため、ビジネススクールには幅広い年齢の学生が集うことになり、多様性のある環境はビジネススクールの醍醐味の一つです。一方、MBAを思い立ってから取得できるまでには膨大な時間がかかります。MBAの受験準備にはかなりの時間がかかりますし、2年制のMBAに通うということは当然ながら卒業時には入学時より2年歳をとっています。また、20代から30代は、結婚、出産など大きなライフイベントを迎える時期でもあります。MBA留学と年齢との関係を考える際には、MBA留学の検討期から卒業時まで、 各ステージと自分の年齢を照らし合わせながら考えていく必要があります。以下に、MBA取得までのタイミングを、「MBAが気になりだした時期」「MBA準備の時期」「MBAに在籍している時期」「MBA卒業の時期」の4つに分けて、年齢との兼ね合いで気にすべきことをまとめてみました。

  • MBA留学を検討し始める時期と年齢
  • MBA留学に向けて受験勉強をしている時期と年齢
  • MBA取得のためビジネススクールに通っている時期と年齢
  • MBA取得時期と年齢

MBA留学・MBA取得を検討し始める時期と年齢

多くの方は、社会人として3年~10年程度の経験を積んだ後、キャリアチェンジやキャリアアップ、 起業などを目指し、ビジネスパーソンとしてのスキルを更に磨くためにMBA留学を検討します。

そのため、例えば大学の学部卒の方であればこの時点で25歳~32歳、修士の方であれば27歳~34歳という年齢となります。

MBA留学を検討する際には、まずはご自身の英語力を把握したうえで、出願時期を定めることから始まります。出願までには、出願校のリサーチや特定、TOEFL準備、GMAT準備、出願書類作成のため、1~2年ほどを要します。出願の時期が合わなければ、次年度まで出願を持ちこすことになります。

MBA取得に向けて受験勉強をしている時期と年齢

受験勉強も全ての方がスムーズにいくとは限りません。豊富なビジネス経験や高い英語力があれば、 比較的出願準備は短い期間ですみますが、英語力がない方は、MBA取得を検討し始めた後に、かなりの時間勉強をしなければいけません。

日本人受験生の多くは、出願校のリサーチや特定、TOEFL準備、GMAT準備、出願書類作成に際し、留学予備校に通っています。 就業中の方は、自分の業務スケジュールや負荷との兼ね合いで、できる限り予備校に通う時間や自主学習の時間を確保する必要があります。

個人の状況にもよりますが、20代後半~30代前半がこの時期にあたる方が多いですが、この時期は会社である程度の責任を任される仕事に就き始め、仕事が楽しく、また忙しくなってくる時期でもあります。時間創出とタイムマネジメントが最大のカギとなります。

MBA取得のためビジネススクールに通っている時期と年齢

晴れてMBA留学先が決まると、1年~2年の留学期間が待っています。 留学時に28歳であれば、卒業時は30歳、留学時に30歳であれば卒業時に32歳です。

このように、当然ながら留学期間中も年齢は積み重なっていきます。 この30歳前後という時期は、結婚や出産という重大イベントを経験する時期でもあり、 またマイホームを計画する時期でもあります。

このようにプライベートでの出費が多くなる時期となるため、結婚をしている方または予定している方は、 家族での資金計画や人生プラン、離職に伴うリスクについて、 自分の家族だけでなく配偶者の方や、配偶者の両親からも理解を得る必要があります。 子供がいる方は、それを考慮した海外生活についてもプランニングする必要があります。

MBA取得時期と年齢

MBAを取得後に転職を考えている方は多いと思いますが、 一般的に考えて転職市場が最も活況なのは20代後半~30代前半までの年齢です。 卒業時の年齢がどう考えてもこの年齢に合わないような場合、 採用面接時に若くして同じようにMBAを取得した他の候補者に比べて年齢面で不利になる可能性が出てきます。

現在の年齢とキャリアプラン

もちろん、MBAの取得により転職の門戸の幅は広がりますし、 MBAを活かして起業を考えている方などにとってはそこまで年齢は関係ないかもしれません。

しかしながら、MBAは取得を検討してから実際に取得するまでに数年という長い期間を要するため、 そのことを十分に意識した上で今後のキャリアプランを計画していくことが重要となります。

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